こんにちは。毒女(@doramaotaku_pro)です。
F2層(35~49歳女性)です。元脚本家です。
毒女
面白いーーーーーーーーーー
壮絶に面白いーーーーーーーーーーー
こんなにドラマにハマったのは、あの名作朝ドラ『あまちゃん』以来です!
興奮のまま感想やおすすめポイントを記します。
わかち合えたらうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:TBS『大恋愛~僕を忘れる君と』公式ページより)
- 『大恋愛』にドハマっていて、誰かと興奮を分かち合いたい人!
- 『大恋愛』まだ見てないけど、気になっている人!
- 上質のエンタテイメントに飢えている人!
- 恋愛ドラマが好きな人!
- 涙活女子(男子)!
目次
『大恋愛~僕を忘れる君と』感想!(ここが面白い!)
「脚本」が最高!
- 主人公がめっちゃ魅力的!
- テンポがいい!
- 登場人物たちがちゃんと大人!(幼稚じゃない)
「若年性認知症の主人公とそれを支える男の恋愛物語」
設定自体は今まで何度も聞いたことがあります。正直お腹いっぱいです。
それなのにこんなに面白くできるなんて!
さすが一流脚本家大石静大先生!
主人公がめっちゃ魅力的!
精神的にも経済的にも自立した大人の女性。
決断が早い!
決断に対する覚悟もある!
だから物語がグイグイ進む!
普通は「葛藤」を見せようとするじゃないですか。
- 結婚するのに他の男を好きになっちゃった、どうしよう…
- 病気になっちゃったから別れるべきか、どうしよう…
それをやらないところが、とても新鮮です!
女性の登場人物はみな決断や覚悟が潔よくて、男性の登場人物は比較的ウジウジするのも、
女性脚本家様ならではだと思います(笑)
テンポがいい!
ドラマにおける「テンポ」って何でしょう?
「段取り」や「説明」を上手にやる技術?
それでいて、「魅せるシーン」「描いて欲しい気持ち」は外さないセンス?
とにかく、話がポンポン進んで面白いです!
登場人物たちがちゃんと大人!(幼稚じゃない)
- 例えば、結婚するのに他の男を好きになった主人公(戸田恵梨香)が事の顛末を友人(黒川智花)に相談して、「とっとと試してとっとと決めろ」と言われるところ。
- 例えば、友人の助言通りとっととヤッちゃうところ。
- 例えば、婚約破棄を決めたとき、「早くしないとその方が迷惑をかける」と考えるところ。
- 例えば、ムロツヨシの同僚たちが下世話なところ。
- 例えば、ムロツヨシが戸田恵梨香の母親から押しかけられてムッとなって「娘さんを抱きました」とか言っちゃって、100万円もらっちゃうところ。
好きすぎて、例えば止まらなくなってすみません(笑)
登場人物がちゃんと「大人」なんですよね。
「こんな社会人いるかよ」「キレイごとばっかり言って脳内お花畑なのかな」というファンタジーの世界の住人じゃなくて、現実社会の人たち。
これはやはり、脚本家としても人間としてもベテランの、大石静様だからこそですね!
「演出」が最高!
ディテール(細部)が丁寧!!!
- 手を繋ぎそうで繋げないところとか…
- キスしそうでしなかったりとか…
超キュンキュンです。
ストーリーはジェットコースターばりに進むのに、大事なところはぎゅーっと見せて下さる。
監督のセンスと誠実さを感じます。
「役者」が最高!
戸田恵梨香さんとムロツヨシさんがとにかく凄いです!
心の声(モノローグ)がなくても、表情で気持ちがガンガン伝わってきます!
「顔芸」ではなく、もっと複雑なやつです。
- いまちょっとショック受けてる…とか
- 照れて本音を隠してる…とか
- 精一杯強がってる…とか
- 気を許してる…とか
ビンビン伝わりますです!
プロの役者が演じるって、こういうことなんですね。凄い。
「プロデュース」が最高!
「才能ある人々を集めて、その人たちが存分に才能を発揮できるよう環境を整えてあげる」
縁の下の力持ちが、プロデューサーの仕事だと思います。
- 最高の脚本家
- 最高の監督
- 最高の役者
- 最高の音楽…など
よくぞこんなチームを作り上げ、最高のドラマを生み出して下さいました。
土下座して感謝したいです。
泣ける!無料!社会的意義!
泣ける!
難病モノなので泣けます!
でも、病気や障害をネタにして、上から目線で下品にあざとくお涙頂戴しようとする「感動ポルノ」ではありません。
なんか、もっと素敵な涙です。
- 主人公に幸せになって欲しいし…
- 自分がアルツハイマーになったときこんな運命の人がいてくれたらって憧れるし…
- 親子愛も響くし…
とにかく泣けます!
泣いちゃいます!
週の終わりの金曜日の涙活です。
無料!
当たり前ですが、地上派のテレビドラマだから無料です。
無料でこんないいドラマが見られるなんて、よく考えると凄いことです。
もし好みに合わなくても無料だからソンはしません!
社会的意義!
以前、介護の仕事をしていました。
認知症は早期発見がとても大切です。
テレビの影響力はとんでもないです。
このドラマを見て、認知症の早期発見を心がける人、たくさん増えると思われます。
社会的意義があります。
見逃してしまった方へ
※ドラマが好きすぎて、ここからは勝手に宣伝です(笑)
最新話、無料配信中!
最新話、「無料で」見ることができます。
「有料配信」なら全話見ることができます。
あらすじ
いまからでも遅くありません。
ストーリーのポイントを理解して、これから一緒に盛り上がりましょう!
第1話のポイント
- 尚(戸田恵梨香)は産婦人科医、34才、理知的。これまで恋に溺れたことはない。
- 尚、見合いで侑市(TOKIO松岡)と結婚することを決める。
侑市はアルツハイマーの研究をしている医師。尚と似て理知的。これまで恋に溺れたことはない。 - そんな中、尚は元小説家の間宮真司(ムロツヨシ)と出会う。
真司は尚がずっと好きだった小説の作者。いまは書けなくなって引越屋でアルバイトしている。 - 尚、真司に惹かれてたまらない。人生ではじめて恋に溺れる。運命の恋。
- 尚、潔く侑市に別れを告げる。真司と付き合うことを決める。
- しかし、尚には認知症の症状が出始めていて…
第2話のポイント
- 尚、侑市の勧めで検査を受ける。軽度認知障害(MCI)と判明。
- 尚、真司に迷惑をかけたくなくて、「やっぱり侑市と結婚する」と嘘を吐く。別れを告げる。
- 尚、夜道を歩いていて、いま自分がどこにいるのかわからなくなる。
「助けて!」と思わず真司に電話してしまう。
駆けつける真司。 - 尚、真司に病気のことを告白する。
- 尚、真司から「どんな尚でも一緒にいたい」と言われる。
視聴を脱落してしまった方へ
※ドラマが好きすぎて、引き続き宣伝です(笑)
人には好みがあるので、合わないこともあります。
でも、もしかして脱落のポイントが以下の場合なら、考え直してもいいと思います!
「偶然」が多すぎる
- 好きだった小説家がたまたま引越屋としてやって来たり…
- 婚約者がたまたまアルツハイマーの研究をしていたり…
でも、「運命」が動き出すときってそんなものではないでしょうか。
事件モノのドラマで偶然多発はあり得ないけど、恋愛の偶然はむしろ必然。
偶然が連発するからこそ「運命の恋」なのではないでしょうか。
まあ、TOKIO松岡くんが戸田恵梨香様の症状を知るところとか、たまたま通りかかったおばちゃんが状況を逐一説明してくれるところとか、
さすがに偶然が過ぎるとは思いましたけど(笑)
そのへんをリアルにやると「段取り」に時間がかかるだけで面白くはならないんですよね。
そこは「ドラマ」と割り切って、のビンビンな部分を楽しむというのはいかがでしょう?!
室井佑月様出演
1話何度も見直してますが、あのシーンだけ浮いています。
あれは何なんでしょう。
「出てみます?」「いいの?」みたいな軽いノリで決めてるのでしょうか。
それともどこかから「絶対出せ」という圧力がかかるのでしょうか。
たぶん、今後はもう二度と出てこないと思うので(知らんけど。笑)
視聴復活してみましょう!?
『大恋愛~僕を忘れる君と~』基本情報
公式サイト:TBS『大恋愛~僕を忘れる君と』公式ページ
- 放送:TBS金曜21時~
- 脚本:大石静
- 演出:金子文紀、岡本伸吾、棚澤孝義
- 音楽:河野伸
- プロデューサー:宮﨑真佐子、佐藤敦司
- 出演:戸田恵梨香、ムロツヨシ、富澤たけし(サンドウィッチマン)、杉野遥亮、黒川智花、夏樹陽子、草刈民代、松岡昌宏ほか
- あらすじ:若年性アルツハイマーにおかされた女医と、自分を忘れていく恋人を明るく健気に支える元小説家の、“奇跡のラブストーリー”
- 視聴率:第1話10.4%、第2話10.6%(バレーボール延長で1時間遅れ)
今回のまとめ
10月26日(金)放送、第3話の予告はこちら!
<YouTube予告>
(※予告動画の期限、切れてしまったようです。※2019年2月13日)
毒女
タコ師匠