こんにちは。しあわせちゃん(@doramaotaku_pro)です。
F2層(35~49歳女性)です。元脚本家です。
今年ナンバー1の話題作『カメラを止めるな!』やっと見に行って来ました!
遅すぎました。すみません。
早速ですが、感想・レビューを記します。
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:『カメラを止めるな!』公式ページより)
※全体的にネタバレあります。特に具体的なネタバレの前には「※以下、具体的なネタバレあります」と表記します。
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『カメラを止めるな!』感想レビュー
時代の象徴!
- 「予算300万円」から「興行収入23億円」!(※2018年9月末時点)
- 「2館上映」から「200館以上上映」「観客動員数200万人」!(※2018年10月時点)
低予算映画が、SNS拡散(口コミ)で広まってここまでの大ヒット!
映画界の革命。映画界のターニングポイントだと思います。
客を呼ぶためキャストと宣伝に金かけて、中身はその次…
というやり方が通用しなくなると面白いです。
インターネットとSNSが完全に普及して、「本物の才能がある人はすぐ発見される」という時代になっています。
下積みで糞師匠や先輩にいびられて…
なんていう無駄な苦労はもう必要ない。
新時代の到来を告げる作品だと思いました!
緻密!
脚本も凄いけど、映像も凄い。
あんなものどうやって撮るのでしょう?
リハーサルをめちゃめちゃに重ねるのでしょうか?
とにかく凄かったです!
(※以下、具体的なネタバレあります)
この作品の前半って、後半の「フリ」じゃないですか。
なのに、その「フリ」だけでも作品として成立するくらい素晴らしいなんて、どれだけエネルギー注いでるんだ!と思いました。
前半が前半だけで成立してるから、後半も生きてくるのですよね。
二重三重構造というのでしょうか。
よくこんなの考えつくな!脳ミソどうなってんだ!さらにそのとてつもないものを映像化できるってどういうことなんだ!
驚きと感動に包まれました。
凄いだけじゃなく、「エンタテイメントとしてちゃんと面白い」いうのが、また凄いです。
声出して笑っちゃいました。
映画館で周りもみんな笑ってました。
面白かったです。
映画愛!
(※以下、具体的なネタバレあります)
劇中で劇を撮ってて、さらに撮ってて、実際にはそれも撮ってて…
という内容です。
エンドロールで役者じゃない実際のスタッフさんやカメラマンさんらしき人が出てきて、奮闘してて、
何が何だかごっちゃになるんですけど、
そこはかとない「映画愛」が伝わってきました!
涙ぐんじゃいました!
笑って泣けて興奮して…いやあ、凄いです。凄いしか言ってなくてすみません、でも、凄い!凄かった。ホント凄い人っています。凄いです。
凄い映画でした!!!
『カメラを止めるな!』基本情報
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
“37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。
(写真&あらすじ:『カメラを止めるな!』公式ページより)
- 監督・脚本・編集:上田慎一郎
- 出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、吉田美紀、合田純奈、浅森咲希奈、秋山ゆずき
- 公開日:2017年11月4日
- 上映時間:96分
今回のまとめ
オススメ度:★★★★★★★★★☆(9/10)
脚本がめちゃめちゃ緻密です。
「登場人物がこういう性格だからこういう展開になる」というのではなく、「こういう展開にしたいから登場人物の性格をこうしよう」という、逆算の作り方をされてます。恐らく。
年を取ると、いくら物語とはいえ、人がコマみたいに動かされることに抵抗を感じてます。
なので、星10ではなく星9です。
完全に、単なるBBAのイチャモンです。すみません。
超特大ヒットという結果が物語ってるように、見てソンはありません!
映画館へGO!
いやあ、凄いです。凄いしか言えなくなるくらい凄い。ホント凄い映画でした。
オタクちゃん
【追記】2018年12月5日、DVD&ブルーレイ発売されました!