こんにちは。毒女( @doramaotaku_pro)です。
F2層(35~49歳女性)です。ドラマオタクです。元脚本家です。
美人さん
気になってる方、いますか?
私です。自分が面白いドラマを他の人はどう思っているのか。自分がつまらないドラマを同じくつまらないとブーブー文句垂れてる人はいないか。
共感を求めて、ネットで検索しちゃいます。
脚本家としては四流でしたが視聴者としては超一流、子どもの頃からドラマオタクの「プロ視聴者」。「F2層」「元脚本家」の視点から、
今回は「「正しいロックバンドの作り方」第1話の感想&ネタバレあらすじ」を記します。
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:日本テレビ「正しいロックバンドの作り方」公式ページより)
目次
「正しいロックバンドの作り方」第1話感想まとめ
ある一点を除いて面白かったです。
第1話は、
- 男4人がバンドを組んでて、
- 新メンバーを入れることになって、
- おじさんがきちゃって、
- おじさんに加入をあきらめてもらうためにあれこれする
という内容なのですが、
- おじさんに加入をあきらめてもらいたい → 直接言えば済む話じゃん?
という一点だけが気になりました。
無理があることはたぶん制作側もわかっているのだと思われます。
エクスキューズ(弁明)はいろいろ付け足されていました。
以上の一点さえ許容できれば、他はとても面白かったです。
話ちょっと逸れますが、日本のドラマや映画はこの「一点問題」が多いですよね。ストーリー展開のための無理をエクスキューズでごまかしてなんとか進めようとするパターン。
嘘や秘密で無理やり10話引っ張ろうとする連ドラなどは顕著です。
アメリカドラマのヒット作は、こういう、ストーリー展開のための「無理な一点」がほとんどありません。絶対に許さない、不自然さを潰していくというエネルギーが感じられます。
たかが一点、されど一点…
でも、この一点を除けば、
- 登場人物の魅力
- 役者様の魅力
- ストーリー
- セリフ
- エピソード
とても面白かったです!
来週も楽しみです~
毒女
「正しいロックバンドの作り方」第1話ネタバレあらすじ&感想
登場人物や設定の紹介
主人公のシズマ(藤井流星)は「悲しみの向こう側」という4人組のロックバンドを組んでいます。
メンバーは他に、
- テツ(神山智洋)
- オギノ(栗原類)
- コバ(吉田健悟)
夢は「電撃ロックフェス」のステージに立つこと。
電撃ロックフェスは、メジャーデビューしている売れっ子バンドしか出演できない、日本最大級のロックイベントです。
しかし、現在バンドは問題だらけです。まとまりがなくバラバラです。ライブも盛り上がりません。
このままでは電撃ロックフェスの夢は叶いそうにありません。
新メンバー募集
シズマは、新メンバーを加入させることを思い付きます。
あのローリーングストーンズも、新メンバーを加入させたら売れたという伝説があるのです。
喫茶店で新メンバーと面談です。
応募してきたのは「スネーク」という人物です。
シズマたち4人は、スネークという名前から「毒牙の魔神」を想像します。
が、やって来たのは平凡なおじさん(じろう・シソンヌ)でした。
すね毛がくねくねしてるからスネーク。以前はハワイアンバンドをやっていたそうです。
【感想】
シソンヌのじろうさんが最高すぎる!
4人とのやりとりめちゃめちゃ面白かったです!
スネークを辞退させようと企む
新メンバーとして、スネークさんはあまりにも相応しくありません。
スネークさんがトイレに行っている間に、4人は話し合います。
コバ「断ればいいんじゃね?」
シズマ「無理だよ。せっかく応募してくれたのに断れない」
とのことで、本人から辞退してもらうよう仕向けることにします。スネークさんを傷付けることなく今回の話をナシにする作戦です。
【感想】
先述した「気になる一点」はここですね。
コバの「断ればいいんじゃね?」の一言に全てがつまっています。ホント、断れば終わる話です。
アメリカのヒットドラマはたぶん「断ればいいんじゃね?」に説得力がある場合、断るバージョンのシナリオ(プロット)を一回作成するのでしょうか。
新たな展開が見えるかもしれないし、どうしても断れない説得力のある理由が新たに見つかるかもしれない。
でもいちいちバージョン違いのシナリオ(プロット)を作成するのはエネルギーいりますよね。
だから日本ではやらずになんとかごまかそうとするのでしょうか。
何度も言いますが、この一点以外は面白かったです~
スネークに辞退してもらう作戦1
スネークさんがトイレから戻ってきます。
シズマとコバが喧嘩の小芝居をします。
コバがシズマの彼女にチョッカイを出した、バンドメンバーみんなコバに女を寝取られている、スネークさんも女を寝取られるからバンドに入るのは考え直した方がいいと伝えます。
スネークさんは、自分には妻も彼女もいないし、母も祖母も他界して男所帯だから大丈夫と笑顔で答えます。
作戦失敗です。
スネークに辞退してもらう作戦2
メンバーになるとネズミ講に誘われるから辞退した方がいいと、スネークさんを説得しようとします。
ネズミ講の内容は、オギノが1鉢5万円のタピオカの成る木をメンバーに売りつけるというものです。
話を聞いたスネークさんは、7鉢買うと言い出します。
オギノがお金に困っているなら力になりたいとのこと。
作戦失敗です。
スネークに辞退してもらう作戦3
シズマに悪霊がとり憑きます(小芝居)
悪霊経由で、このバンドに入ったら不幸になるとスネークさんに伝えます。
スネークさんはシズマを心配します。祖父が霊媒師だから祖父に格安で除霊を頼んであげると言い出します。祖父に電話をかけるため喫茶店を出ていきます。
作戦失敗です。
【感想】
文字にするとサムくなってすみません。
全然サムくないです!面白いです!シソンヌのじろうさんの間とか空気が凄いんだと思います!
4人、スネークさんの加入を決定する
作戦は失敗したものの、4人はスネークさんのいい人っぷりが沁みます。
女にだらしないコバを受け入れてくれるし…オギノのためにタピオカの木を買ってくれるし…悪霊がとり憑いたシズマを心配してくれるし…
4人はスネークさんと一緒にバンドをやる決意をします。
スネークさんに教えるため、ライブ前のエンジン(かけ声)の練習をします。
スネークさん辞退する
霊媒師の祖父への電話を終え、スネークさんが喫茶店に戻ってきます。
4人が新メンバーとして迎えようとしたところ、スネークさんが加入辞退を伝えてきます。
辞退の理由は、もう一度以前のハワイアンバンドでやり直す決意をしたから。
スネークさんがハワイアンバンドを辞めたのは、グループにまとまりがなくてバラバラだったからです。話し合いをするのも嫌で逃げるように辞めました。でも、4人がエンジン(かけ声)を練習する姿を見て、もう一度ハワイアンバンドの仲間と向き合いたくなったとのこと。
スネークさんは4人に、4人は4人でまとまってるから新メンバーを募集する必要はないとも伝えます。
スネークさんの言葉に、4人は4人でやっていくことを決めます。
改めて、電撃ロックフェスの夢を見つめ直します。
と、スネークさんが意外な情報を口にします。
電撃ロックフェスに今年から公募枠ができた。メジャーデビューしてなくても審査を勝ち上がればステージに立てるとのこと。
電撃ロックフェスを目指し、一つにまとまる4人で――(続く)
「正しいロックバンドの作り方」番組概要
(写真:日本テレビ「正しいロックバンドの作り方」公式ページより)
- 放送:日本テレビ月曜24時59分~(4月20日スタート)
- 企画・脚本監修:西田征史
- 脚本:おかざきさとこ、吉﨑崇二、服部隆、石上加奈子
- 演出:山岸聖太、原桂之介、吉田和弘
- チーフプロデューサー:福士睦
- プロデューサー:畠山直人、長谷松太郎、明石直弓
- 出演:藤井流星(ジャニーズWEST)、神山智洋(ジャニーズWEST)、栗原類、吉田健悟ほか
- あらすじ:”夢に一生を捧げられるほど、技術もなければ自信もない”それでも夢を追い続ける、不器用でまっすぐな青年たちが、日本最大級の音楽フェス【電撃ロックフェス】出場を目指す!
今回のまとめ
夢を追いかける若者の物語いいですよね。
ベタだけど大好きです。
それにしてもシソンヌのじろうさん…凄い…どこが凄いか言葉で表せないけど凄いことはわかる…凄い…
来週も楽しみです!
毒女
タコ師匠