こんにちは。毒女(doramaotaku_pro)です。
F2層(35~49歳女性)です。ドラマオタクです。元脚本家です。
美人さん
気になってる方、いますか?
私です。自分が面白いドラマを他の人はどう思っているのか。自分がつまらないドラマを同じくつまらないとブーブー文句垂れてる人はいないか。
共感を求めて、ネットで検索しちゃいます。
脚本家としては四流でしたが視聴者としては超一流、子どもの頃からドラマオタクの「プロ視聴者」。「F2層」「元脚本家」の視点から、
今回は「「私たちはどうかしている」第1話感想&ネタバレあらすじ」を記します。
※ネタバレあります!
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:日本テレビ「私たちはどうかしている」公式ページより)
目次
「私たちはどうかしている」(第1話)感想まとめ
原作未読です。
ドラマは面白くなかったです~
コロナの影響ってどのくらいあるのでしょう?
直接の感染だけじゃなくても、撮影に制限があるとか、集まって打ち合わせができないとか、心身共に疲弊して制作者のエネルギーが枯渇しているとか、いろいろありそうですよね。
面白くないのはコロナのせいかもしれません。
いちおう面白くなかった理由を考察します。
1、「何のドラマか把握するまで時間がかかった」
- 事件の謎解きバディもの?
- 恋愛もの?
- 主人公のお仕事成長ドラマ?
面白ければジャンルを特定する必要はないです。
面白くない場合は、せめてジャンルをはっきりさせて欲しいです。
ジャンルをはっきりさせれば、面白さのツボがわかりやすくなるからです。
面白さのツボがわからないものをダラダラふわふわ見せられるのはしんどかったです。
観月ありさ様が登場したシーンでやっと、「ドロドロ昼ドラを豪華俳優とオシャレ演出でやってるんだ」とわかりました。
なんでこんなにもたついたオープニングなんでしょうか?コロナの影響でしょうか?
2、「ドラマが前に進まない」
登場人物の目的・貫通行動の提示が弱いからです。
- 浜辺美波様→母の無実を晴らしたい?和菓子への情熱?
- 横浜流星様→和菓子屋を立て直したい?なんで?
伝わりづらかったです。
なので、ドラマ(ストーリー)が前に進んでいる感覚を得られません。
どこに向かってるのかわからないので、見るのがしんどくなります。
3、「登場人物たちがつまらない」
ストーリーが面白ければあざといキャラ設定はいらないです。
が、ストーリーがつまらないので、せめてキャラクターくらい面白くしてほしいと思いました。
キャラクターがつまらないので、シーンもセリフも全部つまらなかったです。
素敵な部分もありました。
- 美男美女がマジで美男美女!
- 和菓子美味しそう!
登場人物の美男美女っぷりが凄いです。
目の保養になりました。
今後はドロドロ昼ドラみたいになっていくのでしょうか?
「財布ステーキ」「たわしコロッケ」くらいのネタドラマに昇華させてほしいけど、ネタドラマも最近ちょっと増えすぎですかね。
とりあえず来週も見てみます~
余談ですが、「浜辺美波」と「横浜流星」が本名って凄くないですか?ブサイクに育ってたらどうなるんでしょう。名前が美しいとブサイクにはならないんですかね?
毒女
「私たちはどうかしている」(第1話)ネタバレあらすじ&感想
- ネタバレあります
- あくまで「あらすじ(粗筋)」です。ディテールは映像でご確認下さい!>>TVer(無料) >>
Hulu(有料・初めての登録なら2週間無料)
冒頭の引っぱり
花岡七桜(浜辺美波)が自分で自分の髪を切っています。
七桜の「15年前、私はまだあの瞬間を忘れることができいない」というナレーションで、昔が細切れに思い出されます。
- 男(鈴木伸之)が刃物で刺されて死んでいる
- 少年・椿が犯人を指さす
- 指さされたのは七桜の母親(中村ゆり)
というシーンです。
【感想】
この冒頭のシーンのせいでわかりづらいんですかね。
時系列とジャンルが混乱しました。
主人公の紹介
石川県小松市です。
七桜は和菓子職人をしています。
常連客(小島藤子)から和菓子対決を持ちかけられます。常連客が結婚式の引出物のお菓子をどこにするか迷っているとのこと。
対戦相手は「光月庵」です。
七桜は「光月庵」という名前を聞いて、椿のことを思い出します…
【感想】
和菓子の皿が100円ショップのもの!
あのシリーズいいですよね。ドラマで使われてるとこよく見かけます。
あと、部屋のシーツがニトリ製品というのもドラマでよく見かけます。
小道具って一回使ったあとどうするんでしょう?スタッフ様が持って帰るのでしょうか?それとも部屋に保管しておくんでしょうか?知りたい。
15年前の事件
七桜が15年前、5歳のときのことを思い出します。
七桜の母は和菓子職人です。光月庵で住み込みで働くことになります。
光月庵は、石川県金沢市にある創業400年の老舗の和菓子屋です。
七桜は光月庵の息子の椿と出会います。
七桜は椿の影響で和菓子を作り始めます。才能があります。
七桜は母から「お菓子を作り続けて欲しい」と言われます。
ある日、七桜は建物内で男が刺されて死んでいるのを発見します。死んでいる男は先代当主の高月樹(鈴木伸之)です。
男のそばには椿が立っています。
従業員たちが駆け付けてきます。
椿が犯人を問われて、七桜の母を指さします。
七桜の母は警察に連れていかれます。
七桜はその後、光月庵を追い出されました。
【感想】
回想シーンです。
説明のためだけの回想なのでつまらないです。
主人公の決意
現代です。
七桜は光月庵との和菓子対決を断りました。相手が光月庵だからです。
七桜はいま、和菓子を作っているときが幸せです。
が、今勤めている店から辞めて欲しいと言われます。店に「母親が人殺し」というメールが毎日届くからです。
七桜は勤めている店を追い出されます。
七桜が途方に暮れていると、謎の男(山﨑育三郎)がやって来ます。
七桜は謎の男から手紙を受けとります。母からの手紙です。七桜が20歳を過ぎたら渡してくれうよう言われていたとのこと。
七桜は母からの手紙を見ます。(※視聴者にはまだ内容はわかりません)
七桜は手紙をきっかけにやる気を出します。和菓子対決への参加を決意。髪まで切ります。(※冒頭のシーンです)
【感想】
- なぜ手紙の内容ここで視聴者に見せてくれなかったのか?
- なぜこのシーンを冒頭に持ってきたのか?
特に効果的でもなかったので謎です。
和菓子対決
七桜は和菓子対決に参戦します。
奈桜は椿(横浜流星)と再会します。椿が七桜に気付いているかどうかは不明です。
七桜は椿と再会し、怖気づいて逃げ出そうとします。
が、依頼してくれた常連客の想いに応えようと思い直します。がんばります。
まずは、椿が作った光月庵の和菓子が出されます。
次に、七桜が作った和菓子が出されます。
結果は後ほど連絡とのこと。
が、七桜は話し合いをうっかり盗み聞きしてしまいます。「この世界にいる限り光月庵には逆らえないから光月庵で決まり」という内容です。
七桜は意気消沈で帰ろうとします。
と、椿が待ち伏せしています。
七桜は椿から「俺と結婚しない?」と言われます。
七桜は「いいよ」と答えます。
母からの手紙に「七桜へ 私は何もやってない」と書かれていたからです。
椿と結婚すれば真実を探れます。
七桜は椿から「本気で結婚する気があるなら3日後光月庵に来い」と言われます。
【感想】
この一連の流れはツッコミどころ満載です。
- 怖気づいた七桜が立ち直るきっかけが「常連客の想いに応えたい」というのがドラマをわかりづらくしています。ここは「謎解き」「復讐」方向にしないとダメだろう!
- そもそも対決の理由が意味不明。最初から光月庵にしそう
- 母からの手紙なんでこの流れで視聴者に見せた?
- 母からの手紙の内容薄すぎて泣ける。母、七桜に何をどうしてほしくてこの手紙書いたの?
です。
ツッコミどころが面白ければネタドラマとして昇華されるのですが、単に整合性や雑さやリアリティのなさへのツッコミなのでツッコんでてもつまらないです。
七桜、光月庵に行く
3日後です。
七桜が光月庵に向かいます。
七桜は道中、昔のことを思い出します。
- 光月庵を追い出されたあと児童養護施設に入ったこと
- 母は取調中に突然倒れて死んだこと
- 光月庵事件の動機はわからないまま。凶器からは母の指紋が検出されていたこと
です。
七桜は光月庵に到着します。
と、椿が結婚式を挙げているところでした。相手はお金持ちのお嬢様です。政略結婚です。
七桜は式に乱入します。
七桜は椿から「僕はこの人と結婚する」と宣言され、キスもされます。
椿の母親(観月ありさ)から猛反対されます。
大旦那(佐野史郎)は椿を後押しします。
椿が「光月庵は業績が悪い、政略結婚で一時的に補っても意味がない、光月庵を変えなければ意味がない、理想の和菓子屋にする」と訴えます。
七桜と椿は大旦那から「3か月で成果を出してみろ」と言われます。
七桜は光月庵で真実を探るため、椿は光月庵を立て直すため、タッグを組むのでした。
【感想】
謎解きドラマか?恋愛ドラマか?老舗和菓子屋立て直しのお仕事ドラマか?
ぐっちゃぐちゃなので5:4:1くらいで構成きっちりやればいいのにと思いました。が、やらないということは何か事情があるのでしょうか。コロナでしょうか?第1話は面白さのツボが分散しまくっててもったいなかったです。
「私たちはどうかしている」(第1話)番組概要
(第1話)視聴率
- 9.6%
(第1話)公式あらすじ
花岡七桜(浜辺美波)は和菓子作りに情熱を注ぐ才能溢れる若き和菓子職人。ある日、贔屓の客で茶道の宗家の娘・真由(小島藤子)に頼まれた七桜は、結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けて欲しいと頼まれる。自分牡御菓子を大勢の人に食べてもらえるチャンスに心踊る七桜だが、対決相手が創業400年の金沢の老舗和菓子屋“光月庵”だと聞き絶句。それは15年前、七桜から全てを奪った店だった…。(写真&あらすじ:日本テレビ「私たちはどうかしている」公式ページより)
番組概要
- 放送:日本テレビ水曜22時~(スタート未定)
- 原作:安藤なつみ「私たちはどうかしている」
私たちはどうかしている(1) (BE LOVE KC) [ 安藤 なつみ ] - 脚本:衛藤凛
- 演出:小室直子、猪股隆一
- チーフプロデューサー:西憲彦
- プロデュース:鈴間広枝、松山雅則
- 出演:浜辺美波、横浜流星ほか
- あらすじ:和菓子屋を舞台にしたドロドロ・ラブミステリー!
原作情報
有料電子書籍(2巻まで無料)
配信情報
無料(最新話)
有料(全話)
\関連記事/

今回のまとめ
毒女
タコ師匠